旭テック社長交代、入交共同会長が兼務

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旭テックは20日、入交(いりまじり)昭一郎取締役共同会長が代表執行役社長兼共同最高経営責任者を兼務すると発表した。

石井英夫取締役代表執行役社長兼共同最高経営責任者が一身上の理由で3月末で退任するため、入交会長が最高経営責任者に復帰する。
 
また、山田裕久執行役経理部所管が、代表執行役専務兼最高執行責任者に就任するとともに、松村正隆専務執行役兼最高財務責任者が代表執行役を兼務するなど、経営環境が厳しくなっているため、集団指導体制を構築する。
 
石井氏は日産自動車出身で2007年6月に最高経営責任者に迎え入れられた。就任以来、業績改善に注力し、メタルダイン社の買収を決め、業容の拡大を図ってきた。今年度下期以降の国内市場の急激な悪化に際しては、機構改革などによる経営の合理化を図るなどの施策を実行してきた。
 
入交氏は、ホンダ副社長まで務めた後、後継社長争いで吉野浩之氏に破れたことからホンダを辞任、1993年にセダ・エンタープライゼスの副社長、1998年にはセガの社長となった。2003年に当時、日本企業の買収攻勢をかけていたリップルウッド(現RHJインターナショナル)の目に止まり、買収した旭テックの会長として迎え入れられた。

《レスポンス編集部》

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