ニチリンが発表した2008年12月通期の連結決算は、営業利益が前年同期比41.2%減の9億1900万円となった。
国内事業は10月までは輸出の伸びで順調だったものの、11月から自動車メーカーからの受注の大幅な減少で売上げは低迷した。海外事業は北米は大幅な減収となったことから、売上高は同12.9%減の383億2700万円と減収だった。
損益では、中国を中心に、海外での業容拡大したものの、金属、ゴムなどの原材料価格の高騰による減益効果から営業減益となった。経常利益は同47.2%減の9億4200万円、当期純利益が同65.4%減の3億5700万円だった。
今期の業績見通しは、売上高が同19.1%減の310億円、経常利益が同47.0%減の5億円、最終利益が同44.0%減の2億円と減収減益となる見通し。