三菱重工、インドから80万kW超臨界圧蒸気タービン2基を受注

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三菱重工業は13日、インドのアンドラプラデシュ電力開発会社(APPDCL)向けに、出力80万kWの超臨界圧蒸気タービン2基を受注したと発表した。納期は2010年末。

インドの経済成長に伴う電力事情の逼迫を緩和するため、アンドラプラデシュ州電力会社(APGENCO)が出資するAPPDCLの石炭火力発電開発プロジェクトに納入する。
 
三菱重工は、インドの建設・重機械最大手であるラーセン・アンド・トウブロ(L&T社)と三菱電機の3社合弁で2007年に設立した蒸気タービン・発電機の製造・販売会社であるL&T-MHIタービン・ジェネレーターズ社へ蒸気タービンの機器の一部を納入。合弁会社で製造する初号機として今回納入する。発電機の機器の一部は、三菱電機が納入する。
 
今回の設備はインドの南東部、同州のクリシュナパトナムに立地する「クリシュナパトナム火力発電所」で稼働する。三菱重工では、今回の受注を弾みに、今後も多数の新規火力発電所建設が計画されているインド市場向けに、高効率の超臨界圧ボイラー・タービン設備の需要開拓に力を入れていく方針だ。

《レスポンス編集部》

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