【新聞ウォッチ】パナソニック3500億円の赤字、トヨタはまた下方修正

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【新聞ウォッチ】パナソニック3500億円の赤字、トヨタはまた下方修正
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年2月2日付

●パナソニック赤字3500億円(朝日・1面)

●トヨタまた下方修正、連結販売台数、10万台以上減予測(毎日・1面)

●ダボス会議閉幕、危機への連携対立含み(日経・7面)

ひとくちコメント

パナソニックの09年3月期の連結最終損益の予想が、3500億円以上超の赤字に落ち込む見通しという。従来予想は300億円の黒字。

きょうの朝日などが報じているが、薄型テレビなどの販売不振に加え、生産拠点の統廃合などリストラ前倒しの費用や株価下落に伴う保有株式の評価損、円高による為替差損などが赤字幅を拡大させた模様。

一方、きょうの毎日によるとトヨタ自動車も09年3月期の世界の連結販売台数(子会社の日野自動車とダイハツ工業を含む)の見通しを、昨年12月下旬に公表した754万台から10万台以上下方修正するという。

今週はパナソニックをはじめ、トヨタ、三菱自動車、スズキなど第3四半期決算の発表が目白押し。先週末に黒字は確保できるものの、今年度4回目の「下方修正」を発表したホンダの近藤広一副社長も「予想以上に市場の変化が激しく、通期での見通しをとらえられなかった」と反省の弁。

四半期決算の発表がこれほど注目されるのも異例である。

《福田俊之》

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