フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、自動車用エアバッグ・システム向け加速度センサの「MMA62xxEG」シリーズを発表した。
MMA62xxEGは、3.3Vと5Vの電源で動作し、デジタルまたはアナログの出力を自由に使用することが可能、センサは両方向のセルフテスト機能を備えており、シリアル・ペリフェラル・インタフェース(SPI)バスの搭載により監視機能を拡張している。
MMA6222EG、MMA6255EG、MMA621010EGでは、エアバッグ・センサ・アプリケーションで実績のある次世代の「高アスペクト比MEMS技術」をベースにして開発。加速度センサに内蔵する高性能のトランスデューサは、センサのオフセット性能とオーバダンプ反応を強化し、高周波および高振幅の寄生振動に対するシステムの信頼性と防止能力の向上を図った。
加速度センサは、自動車の急減速を検出することで衝突を感知し、エアバッグ装置を作動させる。デバイスは中加速度、高加速度に対応、ドアを乱暴に閉める場合や車体組み立て時の振動など、エアバッグ・システムの誤作動の原因となる条件を判別するように設計されている。