ATM盗の容疑者、逃走中に横転事故で死亡

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10日未明、茨城県竜ケ崎市内のスーパーマーケットで、店内に接されていたATM(現金自動預払機)が盗まれる事件が起きた。この事件の容疑者が乗ったとみられるクルマを警察が追跡。クルマは五霞町内の県道でブロック塀に衝突する事故を起こし、運転の男性が死亡している。

茨城県警・竜ケ崎署、千葉県警・野田署にによると、事故が起きたのは10日の午前4時40分ごろ。これより約1時間20分前の同日午前3時20分ごろ、竜ケ崎市川原代町付近にあるスーパーマーケットへ商品配送に訪れた搬入業者の男性が、店にショベルカーが突っ込んでいるのを発見。直後に駐車場から乗用車とトラックが逃走した。

通報を受けた警察が調べたところ、店内に設置されていたATM1台(現金約1200万円を収納)が盗まれていたことが判明。同署では現場から逃走したトラックと乗用車に容疑者が乗っていると判断し、周辺に一斉手配を行った。

この結果、千葉県野田市内をパトロール中だった野田署のパトカーが乗用車を発見。停止を命じたが、クルマはこれを無視して走り続けたため、パトカーはサイレンと赤色灯を使用した状態で追跡を開始した。クルマは約2kmに渡って逃走したが、五霞町江川付近の県道を走行中に路外へ逸脱。民家のブロック塀に衝突する事故を起こした。

クルマは衝突の弾みで横転して大破。運転していた男性は近くの病院に収容されたが、全身強打でまもなく死亡。後の調べで埼玉県草加市内に在住する47歳の男性と判明した。警察はトラックの行方を探していたが、五霞町内にある道の駅で駐車場内に放置されているのを発見。ATMも積載されたままで、こじ開けた形跡もなく、中の現金は全額回収されている。

警察ではトラックを運転していた人物はパトカーに追跡されていた男性から連絡を受け、クルマを放置したまま別のクルマで逃走した可能性が高いと判断。その行方を追っている。

《石田真一》

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