追突事故を装ってクルマ強奪、阻止しようとして負傷

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4日深夜、香川県高松市内の国道11号で、追突事故を装って接近した男女に被追突側のクルマを奪われる事件が起きた。被追突側のクルマを運転していた男性は、奪われた自分のクルマを制止しようとした際にひきずられ、手足を打撲する軽傷を負っている。

香川県警・高松北署によると、事件が起きたのは4日の午後10時40分ごろ。高松市春日町付近の国道11号で信号待ちのために停車した乗用車に対し、後ろから進行してきた別の乗用車が追突した。

被追突側のクルマを運転していた55歳の男性が被害状況を確認しようと降車したところ、追突してきたクルマの助手席に乗っていた男が被追突側車の運転席に乗り込み、クルマを発進させた。男性は逃走を阻止しようとドアにしがみついたが、約5mひきずられたところで転倒。路上に投げ出された。追突してきたクルマも逃走している。

逃走した男は30歳代で、身長約170cm。追突車を運転していたのは20歳代とみられる若い女とみられる。警察では自動車盗難を狙い、追突事故を装って接近するという、いわゆる「ごっつん盗」の可能性が高いと判断。男性が打撲などの軽傷を負ったことから、強盗傷害事件として捜査を開始した。

《石田真一》

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