21日未明、福岡県福岡市東区内の市道で、酔い潰れて路上に倒れ込んでいた男性が進行してきた乗用車にはねられた。男性はまもなく死亡。クルマを運転していたのは福岡県警・宗像署に所属する非番中の警官だった。
福岡県警・東署によると、事故が起きたのは21日の午前1時20分ごろ。福岡市東区御島崎1丁目付近の市道で、車道に倒れ込んでいた38歳の男性が進行してきた乗用車にはねられた。
男性は全身を強打してまもなく死亡。クルマは宗像署・総務課に所属する38歳の巡査部長が運転しており、警察では自動車運転過失致死容疑で事情を聞いている。
死亡した男性は現場付近でタクシーを降車。男性を乗せてきたタクシーが近くでUターンしてきたところ、男性が路上に倒れ込んでいることに気づいたという。この時点で巡査部長のクルマが接近しており、タクシーの運転手はクラクションを鳴らして知らせようとした。だが、巡査部長のクルマはこれに気づかず、そのまま進行したとみられる。
タクシー運転手は調べに対して「男性はかなり酒に酔っていた」などと証言しており、警察では男性がタクシーから降車した直後、酔い潰れて路上で寝込んだものと推測している。