19日深夜、山形県山形市内の県道で、対向車線を逆走してきた乗用車と、順走していた乗用車が正面衝突する事故が起きた。双方のクルマは中破。順走側の運転者が軽傷を負った。警察では逆走車を運転していた54歳の山形県職員の男を現行犯逮捕している。
山形県警・山形署によると、事故が起きたのは19日の午後11時40分ごろ。山形市漆山付近の県道を走行中の乗用車が対向車線側に進入。逆走状態となった直後、対向車線を順走してきた別の乗用車と正面衝突した。
双方のクルマは衝突によって中破。順走側のクルマを運転していた20歳代の男性が足を打撲する軽傷を負った。
逆走側のクルマを運転していた男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。警察はこの男を道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。後の調べで、54歳の山形県職員と判明している。
男は職場の忘年会で東根市を訪れ、そこで酒を飲んだという。宿泊込みの忘年会だったが、何らかの理由で宿泊先の旅館を出て自宅に戻る途中だった。飲酒運転については大筋で認めているようだ。