燃料DME製造、09年1月にジメチルエーテルを初出荷へ

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燃料DME製造は、経済産業省の補助金を受けて建設を進めている燃料DME(ジメチルエーテル)の第1号利用者のボイラー設備が完成し、関係当局からの設備使用許可が得られ次第、2009年1月にも初出荷すると発表。

燃料DME製造は、伊藤忠商事、三菱ガス化学、石油資源開発、太陽石油、トタルDMEジャパン、豊田通商、日揮、三菱重工業、三菱化学が出資して設立した。今年6月に完工した年産8万トンのDME普及促進プラント(新潟市)の試運転を終え、12月には出荷用ローリー車両2台を確保して生産・出荷体制を整えてきた。

燃料DME製造は、普及促進プラントで製造されるDMEを、ボイラー、工業炉、発電機(含む燃料電池)、自動車(ディーゼル燃料代替)、化学品原料などの各分野に供給しながら、普及促進活動を進める。

DMEは現在、主に塗料、殺虫剤、化粧品等のスプレー噴射剤として使用されているが、優れた燃焼特性を有し、物性がLPガスに似て取り扱いが容易なことから、LPガスやディーゼル燃料などを代替・補完する21世紀の新燃料として注目を集めている。

《レスポンス編集部》

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