自らを追跡させる「リアル鬼ごっこ」で少年4人を逮捕

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自らを追跡させる目的で虚偽の通報を行い、パトカーの前で暴走を行ったとして、千葉県警は11日、14 - 17歳の少年4人を道路交通法違反(共同危険行為など)の容疑で逮捕した。「リアル鬼ごっこ」と称し、少なくとも10回近い犯行を繰り返していた。

千葉県警・木更津署によると、逮捕された4人は今年11月16日の午前3時ごろ、木更津市内の公衆電話から「暴走族がうるさい」と110番通報。パトカーが現場に到着した時点で2台の原付バイクに分乗し、自らを追跡させた疑いがもたれている。

4人はパトカーの前で信号無視や蛇行運転などを繰り返していたが、複数回これを繰り返したため、パトカーに乗務する警官の間では悪名高き存在になっていたという。逮捕の決め手も警官が目撃していた顔だった。警察では公務執行妨害や無免許運転についても調べを進めている。

調べに対して4人は「追いかけてくるパトカーを相手にするのが面白かった」と容疑を大筋で認めており、これを「リアル鬼ごっこ」と称していたことも判明している。

木更津市付近では暴走族の騒音を巡る通報が多くあり、その大半が公衆電話か非通知番号なので真偽の判断がつきにくいという。虚偽通報の可能性が高くとも、真偽確認のためには現場に急行しなくてはならず、そうしたところも少年グループに悪用されていたようだ。

《石田真一》

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