日産の『フェアレディZ』は、日本市場ではおもに30代・50代をターゲットとしているが、20代へ向けての魅力づくりやアピールには苦戦している。
同社プロダクトデザイン部の谷中譲治氏は、20代ユーザーを取り込むことについて「彼らが自動車をどうとらえているかにもよるが、こういうクルマで切り込んでいくのは非常に難しい」と語りながらも、ひとつの突破口となりそうなヒントも話していた。
「北米の同じ世代はZに興味を持ってくれている。『キューブ』みたいなクルマが注目される日本では、新型Zの、安全性や機能性がしっかりまとめられていて、本質をとらえているデザインなどが、20代にも刺さる」と自信を込めた。