【F3マカオGP】国本京佑、やった! 日本人ウィナー2人目

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伝統のF3世界一決定戦、第55回マカオグランプリの決勝が16日にマカオ・ギアサーキットで行われ、Team Tom'sから出走した国本京佑(2号車)が優勝。

佐藤琢磨に続く、ふたり目の日本人マカオGPウィーナー誕生となった。しかも、マカオF3史上最年少の19歳10ヵ月での優勝を記録。また、全日本F3出身の日本人ドライバーとしては初優勝(琢磨は英F3からエントリー)、Team Tom'sの2連覇達成など、記録ずくめとなった。

15日に行われた予選レースでは、エドアルド・モルターラ(Signature Plus:7号車)が優勝し、決勝ポールをゲット。2番手に国本、3番手は全日本F3出身、今年はフォーミュラ・ニッポンで活躍したロベルト・ストレイト(Raikkonen-Robertson Racing:11号車)だ。

決勝で国本はスタートダッシュでトップに躍り出るが、ストレイトはマンダリン手前で5番手スタートのサム・バード(Manor Motorsport:21号車)と絡んでクラッシュ、リタイアしてしまう。国本はその後リスボアでモルターラに逆転される。

が、セーフティーカーが導入される規模のクラッシュが発生。全日本F3の08王者カルロ・ヴァン・ダム(Team Tom's:1号車)、全日本F3の6位ケイ・コッツォリーノ(NOW MOTOR SPORTS:24号車)はうまく抜けて順位を上げるが、全日本F3の07年王者大嶋和也(Manor Motorsport:22号車)、嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsports:25号車)は引っかかって大きく遅れてしまう。

2周後のリスタートで見事なダッシュを決めたのが国本。モルターラを再逆転することに成功した。続いて7周目の最終コーナーでクラッシュが発生すると、5番手を走っていたヴァン・ダムが巻き込まれ、リタイア。これで再度セーフティーカーが入るが、リスタート後は国本はスキを与えない。そのまま逃げ切り、トップチェッカーを受けた。

3位争いを演じていたコッツォリーノは、13周目に前走車に追突してしまい、大きくポジションダウン、15位フィニッシュとなった。昨年3位で優勝候補の一角だった大嶋は16位フィニッシュ。嵯峨、松下昌揮(PTRS by Ombra:26号車)はリタイアとなっている。

《デイビー日高》

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