【ホンダ ライフ 新型発表】日本ビクターがOEMナビに参入…開発者に聞く

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【ホンダ ライフ 新型発表】日本ビクターがOEMナビに参入…開発者に聞く
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ライフの発表会では、ディーラーオプションとして日本ビクター製の2DIN AVN『VXM-090CV』『VXM-090』2モデルが新に発表された。開発はケンウッドとの統合前より始まったもので、国内のカーナビゲーション商品としてはビクター初の商品。OEMナビ分野への参入理由を日本ビクターのカーエレクトロニクス事業部OEM事業部長の横川伊知郎氏に話を聞いた。

「当社は2006年に自動車向けアクセサリーの市販マーケットから撤退したが、OEM向けの開発・生産を続けることは明言していた。海外では現在でも市販向けのカーエレクトロニクス商品を作っている」

「3 - 4年前、まだTomTomやGARMINが出てくる前だったが、当社は北米で自社開発のPNDを販売していた。当時はまさにPNDが伸びようとしていた時期に参入したが、市場が爆発すると、販売価格の落ち込みが激しくなってコスト競争となり生き残りが非常に難しくなった。一方、日本向けカーナビはHDDの高付加価値モデルが主流で、そのために社内リソースを向けるのは困難という事情があった」

「当社にはかつてPocket PCの開発に携わった部隊もいる。今後カーエレクトロニクスの分野で生き延びる道を探る上では、PNDで培ったノウハウを活かし、Windowsベースの開発経験が豊富なエンジニアを合流させ、社内リソースを上手く使つつ、自動車メーカーと組んでナビゲーションを提供する道に活路があると考えた。ホンダアクセスとは、二輪向けの純正アクセサリーを開発していたつながりがあったので、今回の話をいただけたのだと思う」

「ハード/ソフトともに全て日本ビクターのオリジナルだ。AVNとしては非常に安い価格を実現したが、汎用部品を利用して原価を抑えているので、コストベースでは十分ビジネスになる。また、(ワンセグなどのモジュールを除いて)海外モデルでも基本的なハードウェア構成は流用する」

《北島友和》

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