9月28日未明、京都府京丹後市内の市道で、路肩を歩いていたとみられる女性2人がクルマにひき逃げされて死傷する事故が起きた。警察では事故から約30分後に現場へ戻ってきた70歳の男を逮捕している。
京都府警・京丹後署によると、事故が起きたのは9月28日の午前4時30分ごろ。京丹後市大宮町付近の市道で、路肩を歩いていたとみられる女性2人が進行してきたクルマにはねられた。
被害を受けた2人のうち、27歳の女性は転倒した際に頭部を強打。近くの病院に収容されたが、同日午後に死亡。もう1人も顔面打撲などの軽傷を負っており、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。
だが、事故から約30分後に70歳の男が現場に戻り、「何かと接触したような気がするので戻ってきた」と供述。乗っていた軽トラックを検証した結果、この男が容疑に関与したものと判明したことから、自動車運転過失致死傷と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
男は新聞配達員。調べに対しては「当たったのが人だとは思わなかった」、「接触音に気づいて振り返ったが、何も見えなかった」などと供述しているという。