アイシン精機は、企業市民活動の一環として、9月20日に本社隣の企業展示館「アイシンコムセンター」で、刈谷・安城・西尾市内の小学生46人を対象に「第7回アイシンものづくり広場」を開催した。
アイシンものづくり広場は、「科学離れ」が進んでいると言われる子供に、ものづくりを通して、科学的な目を養ってもらうことを目的に2002年から毎年開催している。これまでの6年間で、小学3年生から中学生まで、のべ400人が参加した。
今回は、古代アレキサンドリアの科学者ヘロンが発明した「ヘロンの噴水」を実際に製作することを通して、気体の圧力の性質を学び、体験してもらった。
子供たちはまず講師から噴水の原理について学んだあと、カッターやはさみを使ってペットボトルを加工して噴水を製作した。完成後、実際に噴水を作動させると、水は10cm近くまで噴き上がり、子供たちは歓声を上げて作品に見入っていた。
子供からは「自分でいろいろ工夫して、やっと水が噴き出してうれしかった」などの声が聞かれ、身近なものを通して科学に興味を持った様子だったとしている。
同社は今後も、科学のおもしろさやものづくりの楽しさをより多くの子供に伝えていきたいと、している。