拉致した女性をダム湖に突き落とした男を逮捕

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14日未明、宮城県仙台市泉区内で飲食店従業員の25歳女性が待ち伏せしていた客の男に襲撃される事件が起きた。女性は車内に監禁され、顔面殴打などの暴行を受け、さらには大和町内のダム湖に転落させられたという。

宮城県警・泉署によると、警察が事件発生を認知したのは14日早朝。大和町内にある宮床ダム付近のを県道を通り掛った人から「全身ずぶ濡れの女性が救助を求めている」と通報。現場に急行した同署員が飲食店従業員の25歳女性を保護した。

女性は同日の午前4時30分ごろ、勤務を終えて帰宅するため、仙台市泉区泉中央2丁目付近の駐車場から自分のクルマに乗り込もうとしたところ、待ち伏せしていた店の常連客の男に襲撃された。男は女性の顔面を数回に渡って殴打。自らは助手席に乗り込み、女性に対して「クルマを走らせろ」と命じたという。

その後、男は宮床ダム付近までクルマを走らせるように指示。女性は宮床大橋で隙を見て車外に逃げ出したが、後を追ってきた男に橋から突き落とされた。女性は約13m下の湖面まで転落したが、奇跡的に一命を取り留め、自力で岸に泳ぎ着いた。

警察ではこの供述を基に捜査を開始。富谷町に在住する31歳の男が容疑に関与したものと判断し、15日までに殺人未遂や逮捕監禁致傷の容疑で逮捕した。

被害に遭った女性は「男は13日夜に来店していた」と証言しているが、警察の調べに対して男は「その日は店に行っていない」などと供述。容疑への関与を否認している。

《石田真一》

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