滑落事故を起こした男性、自力脱出後に溺死

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8月31日午前、秋田県鹿角市内の市道を走行していた乗用車が路外に逸脱して斜面から滑落。立ち木に衝突する事故が起きた。運転していた男性は自力で車外に脱出したが、水路で転倒。そのまま溺死している。

秋田県警・鹿角署によると、警察が事故発生を認知したのは8月31日の午前9時20分ごろ。鹿角市八幡平宮尻付近の市道からクルマが転落しているのを通行人が発見。警察に届け出た。

クルマは市道を走行中に対向車線側に逸脱。そのまま道路右側の斜面を滑落し、立ち木に衝突して中破していた。乗員の姿が見当たらないことから、署員が周辺の捜索を実施したところ、近くの水路にうつぶせで倒れている男性を発見。男性は近くの病院に収容されたが、死亡していることが確認された。溺死したものとみられる。後の調べで、事故を起こしたクルマを所有する37歳男性と判明している。

現場は片側1車線の直線区間。クルマの破損状況から男性は車外放出されたのではなく、自力で車外に脱出した後に水路の側溝に足を取られて転倒。そのまま気を失ったものと推測されている。

男性は発見前日の30日午後に家を出ていたが、そのまま行方がわからなくなっていた。警察では司法解剖を行い、事故が起きた時間帯を特定する方針だ。

《石田真一》

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