SBIとJAA、中古車購入者への金融サービス会社を合弁で設立

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SBIホールディングスとJAAは、中古車販売店における中古車購入者への金融サービス提供を支援する合弁会社、「SBIオートサポート株式会社」を設立したと発表した。

SBIオートサポートの資本金は1億円で、SBIが70%、JAAが30%出資した。社長には元三井住友銀行執行役員の白石誠一氏が就任した。

SBIホールディングスを中心とするSBIグループは、Webを主要チャネルとして銀行・証券・損保・生保などの多様な金融サービスを、低コストであるインターネットの特性を生かして、競争力のある価格で顧客に提供することに注力している。しかし、顧客がサービスを利用するため、例えば中古車を購入する場合、中古車販売店で車を購入する一方、別にSBI損害保険のウェブで車の情報を入力し、自動車保険を購入する必要があった。

一方、オークション会場運営会社大手のJAAは、中古車販売業者を中心とした1万4000社以上の会員企業数を持つが、会員企業の中には、損害保険代理店業務やオートローン取次ぎなど、中古車の販売に付随する金融関連業務を外部に委託したいとのニーズがある。

今回設立したSBIオートサポートは、中古車購入者が、販売店で車の購入に必要な金融サービスをより簡易に利用できるシステムを構築し、中古車販売業者を通じた中古車購入者の金融サービスへの申し込みをサポートする。これにより、購入者は、中古車販売店で金融サービスをワンストップで申し込むことが可能となり、また普段インターネットを利用できない購入者も、販売店でインターネットを利用した場合と同様に低コストな金融サービスの利用が可能となる。

中古車販売業者にとっても、SBIオートサポートのシステムを利用することで、損害保険代理店業務等の負担が軽減できるとともに、購入者の申し込みに応じて広告料として収入を得ることが可能となる。

SBIオートサポートは、サービス開始当初は、SBIグループのネット専業損保であるSBI損保が提供する自動車保険を取り扱う。その後、順次、住信SBIネット銀行で準備中のオートローンなどの各種自動車関連金融サービスを幅広く展開していく予定。

《レスポンス編集部》

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