松下グループ、08年度のCO2排出量目標を387万トンに設定

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松下電器産業グループは、「生産活動における二酸化炭素(CO2)排出量削減」の取り組みを強化、2008年度のCO2排出量を2006年度比11万トンマイナスの387万トンを目標にすると発表した。

2007年度のグローバル排出量の実績は397万トンで、2006年度に比べ総排出量では約1万トンを削減した。国内削減実績としては「1990年度比でCO2排出量実質生産高原単位40%削減」となる。

2008年度はCO2排出量削減活動を加速するため、今年4月に「全社CO2削減推進委員会」を新設した。委員会は、目的達成に向けて課題共有と具体的削減施策の横展開による推進の加速を狙いとしたもので、全グループ会社の環境担当者や関連部門などで構成する。

具体的には、測定機器を全社へ導入し、CO2排出量削減の見える化を図る「メタゲジ」施策を中心に、全工場が取り組むべき省エネ項目を33に絞って実施する「省エネアイテム33」や、全社の具体的な削減策1000件以上をデータベースに蓄積するといった取り組みを推進する。

同社はグループで2009年度にCO2排出量を2006年度比30万トン削減を目標に掲げており、その上で2010年度には2000年度の排出量水準である約360万トンに戻すことを目指す。

《レスポンス編集部》

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