逃走中に死亡事故を起こした女に実刑判決

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今年3月、三重県津市内のスーパーマーケットで、万引きを発見されて逃走する際、これを阻止しようとした客の男性を死亡させたとして、強盗致死傷などの罪に問われたブラジル国籍を持つ32歳の女に対する判決公判が20日、津地裁で開かれた。裁判所は懲役13年の実刑を命じている。

問題の事件は今年3月4日の午後1時30分ごろ発生した。津市津興付近にあるスーパーマーケットで2人の女が、総額約1万4000円相当の品物を入れたショッピングカートを精算しないまま店外に持ち出したのを警備員が発見。2人が乗ったクルマを包囲した。

警備員は運転席にいた1人を車外に引きずり出したが、助手席にいた女が運転席側に乗り移り、クルマをバックで急発進させた。この際、クルマの後部にいた78歳の男性客が転倒。動き出したクルマにはねられて死亡した。クルマはそのまま逃走したが、警察ではブラジル国籍を持つ32歳の女を後に逮捕。検察は強盗致死傷罪などで起訴している。

20日に開かれた判決公判で、津地裁の山本哲一裁判長は「万引きでの逮捕を免れようとしたという動機は身勝手であり、結果は重大である」と指摘した。男性が死亡させたことについては「逃走を試みた際に偶発的に起きた」とものと認定。「男性が後方に立っていたことを認識しておらず、故意にひいたわけでもない」とした。

しかし、犯行自体は「危険で悪質」と判断。被告の女に対して懲役13年の実刑判決を言い渡した。
《石田真一》

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