車外放出の男性をひき逃げ、死亡の責任は問えず

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今年3月に滋賀県長浜市内で発生した死亡ひき逃げ事件について、滋賀県警は19日、事故を起こした38歳の男を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で書類送検した。車外放出されて死亡した男性をはねたもので、死亡の責任を問うのは難しいと判断された。

滋賀県警・長浜署によると、問題の事故は今年3月26日の午前1時10分ごろ発生した。長浜市泉町付近の県道を走行していた乗用車同士が衝突し、双方が大破。一方の乗用車を運転していた57歳の男性が車外に投げ出されたところ、直後に進行してきた後続車両が男性をはねた。

男性をはねた車はそのまま逃走。男性は近くの病院に収容されたが、全身強打で間もなく死亡。衝突したもう一方の乗用車を運転していた24歳の男性も頭部強打などが原因で死亡している。衝突事故自体は、死亡した24歳男性の飲酒運転と、それを起因とするハンドル操作の誤りで発生したことがすでに判明している

警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃情報から38歳の男が容疑に関与したものと判断。自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で立件すべく、捜査を続けていた。

しかし、はねられた男性は衝突時の腹部受傷で死亡していた可能性が高いことが司法解剖で判明。「後続車による事故と死亡の因果関係はない」として、男をひき逃げ容疑に限って書類送検することを決めた。
《石田真一》

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