単独事故を起こした男性、車外脱出の直後にはねられ死亡

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9日未明、佐賀県みやき町内の長崎自動車道下り線で、道路左側のガードロープに衝突した乗用車が第2車線で横転するという単独事故を発端として、大型トラックなど車両4台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で3人が死傷している。

佐賀県警・高速隊によると、事故が起きたのは9日の午前3時ごろ。みやき町原古賀付近の長崎自動車道下り線を走行していた25歳男性の運転する乗用車が路外に逸脱し、道路左側のガードロープに衝突。その反動で中央分離帯まで弾き飛ばされ、第2車線上で横転した。

後続の大型トラックが事故に気づいて路肩に停車。このトラックを運転していた37歳の男性は、乗用車の車内から自力で脱出できずに取り残されていた男性を救助した。しかし、男性は車外に出た直後に後ろから走ってきた普通トラックにはねられ、別のトラックは路肩の大型トラックに追突するなど、4台が関係する多重衝突に発展している。

この事故で最初に単独事故を起こした男性が全身強打で間もなく死亡。後続のトラックを運転していた31歳と20歳の男性が肩などを打撲する軽傷を負った。大型トラックの運転者にケガはなかった。

現場は片側2車線。警察では漫然運転が事故の主因と推測。関係者から事情を聞いている。

《石田真一》

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