10日深夜、福島県泉崎村内の東北自動車道下り線で、単独事故を起こして立ち往生していたワゴン車に対し、後続車2台が追突する事故が起きた。この事故で車外に出ていた1人が死亡、3人が重軽傷を負っている。
福島県警・高速隊によると、事故が起きたのは10日の午後11時20分ごろ。泉崎村踏瀬付近の東北自動車道下り線で、54歳男性の運転するワゴン車が道路左側のガードロープに衝突する事故を起こし、車体を小破させた。
クルマは立ち往生する状態となり、運転していた男性は車外へ発炎筒を設置するためにクルマから降りたが、この直後に後続車2台が次々に衝突してきた。
車外に降りていた男性は弾き飛ばされ、出血性ショックが原因で間もなく死亡。立ち往生したクルマの後部座席にシートベルト未着用の状態で同乗していたとみられる51歳の男性が骨盤骨折の重傷、最初に追突したクルマの2人が骨折や打撲の重軽傷、次に追突したクルマを運転してい男性も軽傷を負い、いずれも近くの病院に収容されている。
現場は片側2車線の直線区間。当時は雨が降っており、視界が若干悪かったとみられている。