日本電産は、子会社の日本電産モーターズアンドアクチュエーターズ(NMA)が車載モーターを生産する工場をポーランドに新設すると発表した。
NMAはフランスに統括機能を、ドイツ、スペイン、ポーランド、メキシコに生産拠点を持つ。このうち、ポーランドにある工場が手狭となっており、今後車載モーターの大幅な需要拡大が見込まれるため、新しく用地を確保し新工場を建設することにした。
すでにポーランドのクラコフ市の近郊、ニエポロミーチェ市に5万6800平方メートルの土地を購入し、新工場を建設する。第一期の投資額は2000万ユーロ(約32億円)で2008年11月から生産開始する。
新工場は、ポーランド経済省からも税制面での優遇措置を受けられる経済特区認定の許可も取得している。
今回のポーランド新工場第一期棟建設によって、車載モーターの生産設備を大幅に増強し、ポーランド工場の売り上げを倍増させる計画だ。