新日鉄は、期末の配当を1株当たり6円にすると発表した。中間配当で実施した1株当たり5円と合計で、年間配当金は11円となり、前年と比べて1円の増配となる。
同社は連結業績に応じた利益の配分を基本として、企業価値向上に向けた投資などに必要な資金所要、先行きの業績見通しなどを勘案するとともに、財務体質の強化を図りつつ、配当を実施する方針を掲げている。
連結業績に応じた利益配分の指標は、連結配当性向20%程度(単独配当性向30%程度)を基準とするが、当面は財務体質改善が最優先課題であることから、連結配当性向15 - 20%程度(単独配当性向20 - 30%程度)と、基準に比べやや抑制した水準を目安としている。