三洋電機は、リチウムイオンバッテリーに走行中に充電ができる電動ハイブリッド自転車『エナクルSPAシリーズ』を4月上旬から発売すると発表した。
電動ハイブリッド自転車のエナクルは、エネルギーの有効活用をコンセプトに、走行中の運動エネルギーの取り込みと回生充電に着目して開発した。
従来の電動自転車が家庭用電源で充電して、走行中はその電力を消費するという概念だったが、同社の電動自転車は、走行時にも下り坂や減速時にモーターを発電機に切り替えて発電・充電することをベースとしている。
同社は2003年に業界で初めて、ブレーキをかけることで走行中にニッケル水素バッテリーに充電できる第1世代の『エナクル』を発売した。第3世代となる今回のモデルでは、独自の電池技術と回生充電制御技術により、業界で初めて、リチウムイオンバッテリーと回生充電技術を組み合わせて、電動自転車の軽量化と走行距離の延長を実現した。
価格は12万5790円。