ユニフォームを半永久的にリサイクル 沖電気

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ユニフォームを半永久的にリサイクル 沖電気
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沖電気工業は、使用済みのユニフォームを回収し再び繊維に戻すしくみを導入して、半永久的なリサイクルを開始すると発表した。

これまで廃棄していたユニフォームはすべて、帝人ファイバーの「繊維to繊維」技術を中核とした完全循環型リサイクルシステム「エコサークル」を通じて、ポリエステル繊維に再生する。チクマが、その繊維を使って「完全循環型ユニフォーム」を縫製し、同社グループに再納入する。

同社グループでは、環境負荷を低減するため、リデュース、リユース、リサイクルの3R活動を推進している。工場部門では、廃棄物の発生抑制やリサイクルの普及により、埋立て処理を最小化する廃棄物ゼロエミッション活動や、水資源を有効利用するなどの活動を行っている。この一環として、チクマが取得した産業廃棄物のリサイクルにかかる特例制度である「広域認定制度」を活用し、グループの全事業所で使用済みユニフォームの回収・リサイクルを開始する。

同社グループでは、2009年3月までに約2000着、総重量約1.2トンのリサイクルを計画している。これだけのユニフォームをリサイクルせず廃棄し、新たに石油から製造する場合と比べると、CO2を約3.7トン削減できる。

同社グループが採用する「完全循環型ユニフォーム」には、日本環境協会が認定する「使用後回収・リサイクルする衣服」基準をクリアーした「エコマーク」が縫着される。このエコマーク付きユニフォームの採用による周知と、チクマの広域認定制度を活用することで、使用済みユニフォームの回収・リサイクルを確実かつ適正に実施し、資源として循環させていく方針だ。

《レスポンス編集部》

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