バイク駐車標準マーク 策定

自動車 ビジネス 企業動向
バイク駐車標準マーク 策定
  • バイク駐車標準マーク 策定

駐車場のゲートまで行かないとオートバイ駐車が可能かどうかわからない。そんなバイクユーザーの不満がようやく解消されそうだ。オートバイ受け入れ可能な駐車標準マークを策定したのは、財団法人駐車場整備推進機構(鈴木道雄理事長)だ。

2007年5月に越正毅東京大学名誉教授を座長とした「自動二輪車標準マーク検討委員会」を設置し、地方自治体の駐車対策担当者、警察庁、国土交通省関係者をメンバーとして話し合いを進めてきた。

バイク駐車場は専用、乗用車と併用、原付との併用など様々な場合が考えられる。様々な駐車場形態に対応するように、駐車マークも考えられた。

バイク専用駐車場の標準マークは、オートバイの図案の横にPマークが描かれている。また、四輪車の駐車場にオートバイ駐車場が併設されている場合は、従来のPマークの横に、乗用車の図案とオートバイの図案を加えることで、二輪車と四輪車の両方が駐車できることを表すように考えられた。さらに、原付スクーターや自転車の図案も用意し、Pマークに図案を加えるだけで、自転車置き場に原付バイクが駐車可能であることを示すことができるよう組み合わせ自由なマークが考えられた。

民間の駐車場に掲げられた「P」マークは、交通標識のように法律で定められたものではない。公道の駐車可能を示す交通標識は青地に白文字でPが描かれているが、民間駐車場で使われているPマークは、交通標識と逆の白地に青文字でPを使うのが一般的だ。

そのため駐車場整備推進機構は標準マークを定め、今年1月からホームページからダウンロードができるようにした。設置方法などのマニュアルに同意すれば、自由に使うことができる。

「駐車場経営者の方だけでなく、ショッピングセンター、地図製作など様々な関係者から問い合わせをいただき、徐々に浸透するものと期待しています」(同機構管理部・武井光明部長)

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース