スズキ『パレット』最大の特徴が、後席ドア。ボンネット形軽乗用車では初となる、両側スライドドアとなっているのだ。スズキ第一カーライン、チーフデザイナーの山本雄高課長代理によれば、「ライバル車にない、パレット最大の特徴ですね」。
フロアからドア開口部分上端までの開口高が1230mm、開口幅が580mmと、狭い駐車場でも乗り降りが楽である。特に子供は、ドアを開けるときにほかのクルマや壁などがあることなどを気にせず思いっきり開けることもあるので、両側がスライドドアなのはファミリーユースでは使い勝手がいいはずだ。
また、スライドドアストッパーもついているので、前方に傾斜した坂道でも、スライドドアが勝手に閉まりだして、手や身体を挟むといった事故が起きないようになっている。