トヨタ自動車は9日、コンパクト2BOXの新型車『カローラルミオン』を発表した。自分らしさ、若々しさを大切にする価値観を持つ人にむけて、「Relax in Style」をテーマに掲げている。
ターゲットユーザーは特に設けていないが、自分らしさ、若々しさを大切にする価値観を持つ人としている。チーフエンジニアの藤田博也さんは、「これまでカローラは、時代に合わせた車種を展開したきた。例として、『カローラ・レビン』など、スポーティなものをつくっていた時代もあった。しかし時代は、走りよりも“ゆったり”できそうな雰囲気や、渋滞時でも楽にいれることのほうが優先順位が上になったきた。これで、今までのカローラとは違った顧客を獲得するのが狙いだ」と言う。
個性的な箱形は様々なシーンに溶け込め、自分の部屋のような感覚で使ってほしいという。スライドでも多彩なライフスタイルを提案していた。「若者がクルマ離れしていることもあって、キャンプや釣りなど、自分の趣味を含めてこのクルマを楽しんでもらえればいいと思う」と、藤田さんは言った。
「若者はもとより、シニア層でも若いころにクルマを“イジッて”いた方は多いと思う」と、潜在的なマーケットもあることを指摘する。「日本よりも、アメリカはずっと過激なカスタムが溢れている」と、現在の状況を語り、そんな世界へいざなうために「エアロツアラー」を用意しているということだった。
「まずこのクルマの“ハダカ”な感じや、素の良さを感じてもらったうえで、好きなようにカスタマイズしてほしい」」という。