シトロエン『C42』オープン…おお、シャンゼリゼ

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仏シトロエンは9月29日、パリ・シャンゼリゼ通りの新ショールーム『C42』をオープンした。フランス人女性建築家マニュエル・ゴートランよる設計で、間口12m、高さ30m、総床面積は1200平方メートル。

地下も含め、8基のターンテーブルが垂直に並んでいる。総ガラス面積は650平方メートルで、ファサードには同社のシンボル“ドゥブルシェブロン”をモティーフとして大胆に採り入れている。

シトロエンが同地にショールームを開設したのは80年前の1927年。1982年の大改装後は、チェーン系レストランも内部に併設していた。

C42はその跡地に計画されたもので、2004年から3年がかりで建設工事が進められていた。新ビルはふたたびショールームに特化した。「C42」の名称は、「Citroen」のCと、地番である42番地にちなんだものである。

オープン記念として、同社所蔵による1939年『トラクシォン・アヴァン』が最上階に配されたほか、1966年『2CV』、1969年『DS』、現行モデル3台、そしてコンセプトカー2台も展示された。これらは天界から歴史が降下するのをイメージしたものという。今後は約3か月ごとに展示変えが予定されている。

初日には出入口規制が行なわれ、1階では展示された2006年コンセプトカー『Cメティス』をカメラや携帯カメラに収める来場客の姿がみられた。

なおシャンゼリゼで最後に新しいビルが建設されたのは1975年という。したがってC42は“世界で一番有名な通り”において32年ぶり、かつ21世紀初めての新築建造物となった。

『C42 Citroen』
42 Avenue des Champs−Elysees  Paris
地下鉄1号線 Franklin D.Roosevelt駅下車 目の前。 

《Mari OYA》

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