日新製鋼、市川製造所でステンレス箔ミルを建設

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日新製鋼は、千葉県市川市にある市川製造所で現在稼働中のステンレス箔用ミルを更新し、新ミルを建設すると発表した。投資額は20億円。

ステンレス箔は厚さ100μm(ミクロン/1μm=1000分の1mm)未満にステンレスを冷間圧延したもので、IT関連の電気・電子機器用の精密部品や自動車、建材まで幅広い用途がある。現在のステンレス箔用ミルは1988年から稼働を開始し、ステンレス箔の用途を開拓してきた。しかし、納入先のニーズは、高品質・高精度化しており、新ミルを建設して、こうしたニーズに対応していく方針だ。

新ミルは最新技術の導入により、寸法・形状などを改善するとともに、生産能力の増強も可能で、今後予想されるマーケットの成長にも対応できるとしている。

同社は独自のステンレス商品群を戦略品種「DNA-SUS」とし、その用途拡大に取り組んでおり、ステンレス箔も「DNA-SUS」のひとつと位置付けている。今回の新ミル導入により、顧客の多様化するニーズに対応して、新たなステンレスの用途を拡げていく。

新ミルは2009年上期に稼動開始する予定だ。

《レスポンス編集部》

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