日立マクセル、ハイパワーのリチウムイオン電池の開発に成功

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日立マクセル、ハイパワーのリチウムイオン電池の開発に成功
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日立マクセルは、18650タイプ(直径18mm、総高65mm)で最大出力20アンペアのハイパワーを可能としたハイパワータイプ円筒形リチウムイオン電池を開発し、2007年末からサンプル出荷、2008年春から製品出荷を開始すると発表した。

ハイパワーが必要な中型二次電池市場は、電動工具、電動アシスト自転車、電動バイク、コードレス家電などのアプリケーションがあり、これらに搭載される電池には数アンペアから数十アンペアの大電流放電が求められている。現在、二次電池のニッケル・カドミウム電池やニッケル水素電池が主に使用されているものの、環境問題や機器の軽量化のため、リチウムイオン電池がこれらの電池に置き換わる可能性が高い。

今回、同社が開発したリチウムイオン電池の大電流放電を可能としたハイパワータイプ円筒形リチウムイオン電池は、独自の均一分散プロセス技術により正極の内部抵抗を低減するとともに、特殊処理を施した負極材料の採用により大電流充放電を可能にし、最大出力20アンペアを実現した。

また、熱安定性の高い材料であるスピネル型Mn酸化物を含む独自の正極組成としたほか、熱収縮が小さいセパレータを採用することで、安全性と信頼性の高い電池を実現したとしている。

《レスポンス編集部》

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