古河電気工業は、インドの有力自動車部品メーカーグループのミンダグループと、自動車部品合弁会社ミンダ・フルカワ・エレクトリックを設立したと発表した。
新会社はスズキのインド現地法人であるマルチ・スズキ社をはじめとするインドの日系自動車メーカー向けにワイヤーハーネスを2008年9月から製造・販売する。2010年度には売上高約50億円を目指す。
合弁会社の資本金は3億8500万ルピー(約11億6000万円)で、古河電工グループが51%、ミンダグループが49%出資する。
また、安全装置の一環であるエアバッグ用のステアリング・ロール・コネクタ(SRC)などをはじめとする自動車部品の製造・販売も視野に入れて拡大する計画だ。
ミンダ・フルカワ・エレクトリックは、古河電工が保有する設計・開発・製造技術と品質管理能力、一方ミンダグループが得意とするインドでの労務管理能力を合わせて、自動車需要が急増しているインド市場で、顧客の要望に対応して進出する。
新会社は、インドの日系カーメーカー向けを中心に自動車用ワイヤーハーネス及び自動車部品の商圏拡大を図る。