いすゞ、マレーシアの合弁工場を連結子会社化

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いすゞ自動車は、マレーシアのディーアールビーハイコム(DRB-HICOM)との合弁会社「マレーシアン・トラック・アンド・バス」(MTB)の生産事業強化のため、同社へのいすゞ出資比率を現在の20%から51%に引き上げることで合意した。

MTBは、いすゞとDRB-HICOMとの合弁会社で、資本金は1億リンギット(約33億円)。現在は、マレーシアの国民トラック、ハイコム『ペルカサ』(日本名『エルフ』、『フォワード』)を生産しているほか、『D-MAX』ピックアップトラックの生産をいすゞが委託している。

今回いすゞは、DRB-HICOMから31%の株式を取得して同社を連結化するとともに、社名も「いすゞ・ハイコム・マレーシア」に変更する。 新会社ではCEOとCOOをいすゞから派遣し、経営を主導する。これにより、MTBは製品の品質向上とコストダウンを進め、商品力の一層の向上を図り、マレーシアにおける拡販を目指す。

現在のマレーシアでのいすゞ商用車事業は、MTBがKD生産を行い、現地販社がHICOMブランドで販売しており、2006年の販売台数は4367台で、シェアは2位で約25%。また、ピックアップトラック事業では、いすゞマレーシアがMTBに生産委託し、完成車をいすゞブランドで販売しており、2006年の販売台数は2000台で、シェアは4位で約10%。

いすゞは今回の生産事業強化により、商用車事業の強化・拡大を推進していく。

《レスポンス編集部》

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