ブリヂストン、ケロシンを横浜の柏尾川に流出…最大で2700リットル

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ブリヂストンは、6月5日朝方に横浜工場(神奈川県横浜市)から工場横の柏尾川にケロシン(灯油同等品)を流出させたと発表した。

流出を発見したのは5日の午前6時。同社では、発見後、防油堤バルブを閉鎖するとともに、現場にオイルフェンスを設置し、中和剤を散布するなど緊急処置を行った。

その後、下流で汚染状況を確認し、関係機関に連絡、ケロシンを除去作業を行ったとしている。

流出したのはケロシンで、推定最大流出量は2700リットル。

横浜工場内のケロシン試験装置の圧力調整バルブ(圧抜き)と窒素・ケロシン分離層のレベルセンサーの故障が併発し、タンク上部のエアー抜き口からケロシンがオーバーフローしたと見られる。

流出したケロシンは一旦、防油堤内に落ちたものの、防油堤の排水バルブが半開き状態だったため、油水分離層を経由後、排水口へ流出した。油水分離層は設置されていたが、能力以上の流量であったことから、排水口から柏尾川へ流出したと見られる。

同社では「近隣の皆様及び関係各位に多大なるご心配とご迷惑をお掛け致しましたことを心よりお詫び申し上げます。今後かかる事態を二度と起こさないよう、抜本的な対策をとる所存です」とコメントを発表している。

《レスポンス編集部》

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