プジョー・ジャポンは20日、プジョー『206』の後継となる新型プジョー『207』シリーズを発表した。そのデザインは、全世界で販売台数50万台以上を記録し、好評だった206のイメージを引き継ぎながら、新世代のプジョーの個性を表現している。
フェリニテ(猫科の動物らしさ)の顔は、超大型ヘッドライトはつり目、トライアングルシェイプのボンネットラインとU字型に縁取られ強調されたプジョーエンブレムは鼻、大型のエアインテークは口、というわけだ。
特にヘッドライトの前後長は上級車の『406』の600mmを超える、実に780mmという大きさで、ボンネットの半分以上の長さだ。これら一つ一つの造形はクルマの顔を大きく見せ、結果的に実際以上に車格を上に見せ、207の存在感を際立たせる。
ボンネットに見られるトライアングルシェイプ同様、サイドシルエットでもサイドプロテクションモールとベルトラインでトライアングルシェイプが形成され、そのウェッジは前進感を強調する。フロントオーバーハングは830mm、リアオーバーハングは660mmと、これまた前進感を強調するプロポーションだ。
リアはこのクラスとしてはボリューム感あふれる曲面で構成され、高い質感と色気を表現する。テールライトはヘッドライトに、ハッチバックのオープニングラインはボンネットラインに、プジョーエンブレムとナンバープレートベースはフロントプジョーエンブレムに、リアバンパーのブラック部はフロントエアインテークに呼応したデザインだ。
207はBセグメントの中で、高い質感と強い存在感を持つデザインを実現したクルマと言えよう。