酒酔い運転の事故加害者が死亡---ケガを見落とす?

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福島県警は4日、3日午後に福島県いわき市内の国道6号で飲酒運転原因の追突事故を起こし、現行犯逮捕された男が取り調べ中に体調を崩し、収容先の病院で死亡したことを明らかにした。内臓破裂が原因で、事故による受傷だった可能性が高いとみられる。

福島県警・いわき東署によると、事故が起きたのは3日の午後6時35分ごろ。いわき市小名浜林城付近の国道6号・常磐バイパス下り線で、信号待ちをしていた軽乗用車に対し、後ろから走ってきた別の軽乗用車がほとんど減速しないまま追突。クルマ3台が関係する多重衝突事故となった。

追突してきたクルマを運転していた53歳の男は泥酔状態で、警察ではこの男を道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕。同署に連行して事情聴取を行っていたが、午後8時ごろに「気分が悪い」などと体調不良を訴えたことから一時釈放。市内の病院に収容したが、4日未明に内臓破裂が原因で死亡した。シートベルト未着用による腹部強打が原因とみられる。

警察によると、男の意思は事故後もしっかりとしており、特に異変も見られなかったことから「受傷なし」と判断。署に連行したという。

《石田真一》

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