ショベルカーのアーム、信号機をもぎ取る

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18日午前、滋賀県大津市内の県道で、大型トラックの荷台に積載されていたショベルカーのアーム部分が信号機柱に衝突。信号機を固定する金具が破損。灯器部分が道路に落下する事故が起きた。このトラックは他の場所でも歩道橋の下面にアームを接触させる事故を起こしていた。

滋賀県警・大津署によると、事故が起きたのは18日の午前10時25分ごろ。大津市木下町付近の県道で、走行中の大型トラックの荷台部分に積載されていたショベルカーのアーム部分が信号機に接触。灯器部分に干渉したまま進行し、固定金具からもぎ取った。灯器部分は約5mの高さから路面に落下。後続車の前部を直撃し、クルマはバンパーが脱落するなど小破している。

この事故によって現場の交差点では信号機が使えなくなり、警察が急いで復旧作業を行ったものの、交換には約5時間を要し、幹線道ということもあり、現場を先頭に渋滞が続いた。

同署によると、路面から灯器の下部までは約5mの高さがあるが、トラックに積載されていたショベルカーはアームの伸縮が適切ではなく、頂上部の高さは地上から約5.6mだった。このトラックは大津市中央4丁目付近にある歩道橋の下面にもアームを接触させていたが運転していた45歳の男はこれに気づくことなく、そのまま進行していた。警察ではこの男を道路交通法違反(積載物の高さ制限超過)容疑で摘発。違反処理を行っている。

《石田真一》

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