新日鉄、ポスコとの提携関係を強化

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新日鉄と韓国ポスコは、相互保有する株式を追加取得するとともに、両社の設備を有効活用することで合意、提携関係を強化すると発表した。今後、原料調達部門での協力なども検討する。

新日鉄とポスコは、2000年に株式の相互保有して戦略的提携を結び、その後、研究開発や技術交流などを続けてきた。2005年には戦略的提携を延長することで合意したが、今回新たに両社の設備を有効活用することで合意したため、相互に株式を追加取得し、提携関係を深める。

今回合意したのは、半製品の相互供給と乾式ダストリサイクルに関する共同対応。半製品の相互供給では、2007年度から両社とも高炉の改修を予定しているため、改修工事の間、半製品を相互供給する。まず2007年度から各20万トンづつ、合計40万トンの半製品を相互に供給する。

また、ポスコの浦項・光陽両製鉄所内構内に設置する新日鉄型の乾式ダストリサイクル設備とその活用に関する共同対応について、基本フレームについて合意し、今後具体策を検討する。

これらの協力を円滑に実施するため、新日鉄はポスコの発行済み株式の2%程度を追加取得し、ポスコもそれと同レベルの金額規模で新日鉄株式を追加購入する予定だ。

現在、新日鉄はポスコ株式を3.32%、ポスコは新日鉄株式2.17%保有している。

《レスポンス編集部》

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