三菱自動車は13日、新型『eKワゴン』を発表、ボンネット型軽自動車としては初となる電動スライドドア=パワースライドドアを装備する。通常スライドドアを採用したクルマには、ボディ側面にレールがあるものだが、このeKワゴンにはそのレールが見当たらない、いったいドコに?
実は、eKワゴンのスライド機構には、ドアの内側にレールが装備される三菱自動車独自の「インナーレール方式」を採用している。
スライドドアの操作は、ドアハンドルのほか、運転席スイッチ、センターピラーに付けられたスイッチ、さらにキーレスエントリーのリモコンキーでも操作できる。
安全面への配慮として、スライドドア開閉時、障害物や挟み込みをタッチセンサーなどにより検知して、自動的に反転動作させるセーフティ機構や、子供の誤操作を防ぐチャイルドプロテクションのほか、坂道などでのドア全開保持のためスライドドアストッパーなどが装着される。
「MS」「GS」グレードに装備されるパワースライドドアの価格は、ベースとなる「M」「S」から、5万2500円アップとお求めやすい価格設定にしたという。