カーブが被害を拡大? 九州道で連鎖的な多重衝突

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2日午後、熊本県八代市内の九州自動車道上り線で、約400m区間で連鎖的に衝突事故が発生した。関係した台数は乗用車や大型車など15台で、7人が打撲などの軽傷を負っている。警察では事故発生のプロセスについて詳しい調べを進めている。

熊本県警・高速隊によると、事故が起きたのは2日の午後2時30分ごろ。八代市坂本町鮎帰付近の九州自動車道上り線で、第2車線を走行していた乗用車が中央分離帯に側面接触。反動で第1車線まで弾かれたところに後続のトラックが衝突した。

さらに後続のクルマがこれを回避しようと急ブレーキを掛けたところ、後方で別の衝突事故が発生。結果的には約400m区間の6カ所で15台が連鎖的に衝突する多重事故に発展した。この事故で7人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。

現場はカーブが連続する区間。後続のクルマからは死角の部分で事故が起き、前方の事故を確認してから急ブレーキを掛けたことで、後方でも同様の回避起因の事故が発生したとみて、関係者から詳しく事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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