KYB(カヤバ工業)は、去る1月にアメリカ、コロラドで開催された2006年冬季Xゲーム大会のスノークロスで優勝したスキードゥー『MX Zx』スノーモビルに、同社製のショックアブソーバーが使用されたと発表した。
スノークロスはスノーモビルでのクロスカントリー競技。今回優勝したのはカナダ出身のブレア・モーガンだ。モーガンがXゲーム大会のこの競技で金メダルを獲得したのは5回目(大会記録)。
Xゲーム大会のスノークロスは世界で最大規模のスノーモビルレースだ。レースでスノーモビルは高さ10m近くジャンプする。氷点下の環境でKYBのショックアブソーバーは安定して機能していたという。
ショックアブソーバー大手メーカーのKYBだが、四輪・二輪だけでなく、スノーモビルのようないっぷう変ったビークルにも使用されている。「公道向け量産車で蓄積されたわれわれの技術は、雪でも、レースでも、オフロードでも発揮される」とKYB関係者。