マツダは、2006年3月期の連結決算の業績見通しを上方修正した。
連結での新車出荷台数は前年同期比4%増の115万2000台を予想。『プレマシー』の販売が順調なのに加え、海外での『アクセラ』の販売が依然として好調だ。加えて、同社は輸出比率が高いため、円安ドル高による為替差益が大量に発生する見通し。
このため、売上高は同7%増の2兆8900億円、営業利益が同42%増の1180億円、最終利益が同31%増の600億円を見込んでいる。それぞれ昨年11月に発表した業績見通しよりも売上高で700億円、営業利益が230億円、最終利益が50億円を上方修正した。
同社のギデオン・ウォルサーズ専務執行役員兼最高財務責任者(CFO)は「第3四半期の業績は期待通りで、今年度は過去最高の営業利益を達成できる見込み。今後も新型『MPV』、『CX-7』など商品主導による成長の勢いをさらに加速させ、中期計画「マツダ モメンタム」に掲げた着実な成長と基盤構築を図っていきたい」とコメントしている。