20日夕方、福岡県立花町内の国道3号線で、対向車線側に逸脱したワゴン車が順走してきたマイクロバスと正面衝突する事故が起きた。この事故により、ワゴン車側の8人が死傷。マイクロバスの運転手も重傷を負った。
福岡県警・八女署によると、事故が起きたのは20日の午後5時30分ごろ。立花町下辺春付近の国道3号線で、29歳の男性が運転するワゴン車が対向車線側に逸脱し、前からきた55歳男性の運転するマイクロバスと正面衝突した。
この事故によってワゴン車は大破。運転者を含む男女4人が死亡。4歳と3歳の女児が頭部強打などで意識不明の重体となり、7歳の女児は骨折などの重傷。また、バスには乗客が乗っていなかったが、運転していた男性は足の骨を折る重傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は片側1車線で、緩やかな左カーブとなっているが、現場にはワゴン車のブレーキ痕は残っていなかった。負傷したバスの運転手は「ワゴン車がまっすぐにセンターラインを越えてきた」と証言しており、警察では漫然運転が事故の原因ではないかと推測している。