東洋ゴム工業は、米国ジョージア州バートゥ郡に建設中の新タイヤ生産工場「トーヨー・タイヤ・ノース・アメリカ(TNA)でタイヤの試作を開始したと発表した。
タイヤの試作で、建設計画が順調に進捗していることを確認したと、している。新工場は引き続き、試作タイヤの一連の特性検査と性能測定を経て、2006年初めの生産開始に向けた最終段階に入る。
新工場には、高品質、省スペース、多品種少量生産、自動化を特長とする独自の新工法「A.T.O.M.(Advanced Tire Operation Module)」を導入している。これは、市場の需要動向に応じて、生産計画の変更を柔軟に対応できる拡張性の高いシステムだ。
鉄道、航空、幹線道路による輸送に至便な立地条件を活かして、米国東南部の中央倉庫機能を兼ね備えた大型倉庫を併設していることから、需要地へのタイヤ供給の一層の効率化を実現すると、している。
工場建設作業と並行して、現地従業員の雇用と実務研修も予定通り進捗していると、している。