アイシン精機は、アイシン・エンジニアリング、アルゴグラフィックスと共同で東京都港区にデジタル・エンジニアリング技術を中核としたIT会社「アイシン・インフォテックス」を設立することで合意したと発表した。
新会社の資本金は5000万円で、アイシン・エンジニアリングが60%、アルゴが30%、アイシン精機が5%、テクノバが5%出資する。10月3日に設立する予定で、社長にはアイシン・エンジニアリングの鈴木繁雄取締役が就任する。従業員は当面50人で、2008年度には150人に増やす。
新会社は、東京都港区と愛知県刈谷市に拠点を置き、デジタル・エンジニアリング分野や情報システム分野でのIT活用の高度化・拡充を目的とし、アイシングループの蓄積された技術開発ノウハウとアルゴグラフィックスの3次元CADシステムを中心とするPLM技術を融合させ、システム構築、教育、CADモデル作成、データ管理等を基本の業務として展開していく。
CADの高度な活用技術により、自動設計・流用設計を推進していくことで、アイシン精機をはじめとするアイシングループの設計スピード向上と効率化を図り、魅力ある商品のタイムリーな投入に貢献していく。また、技術力・供給力を向上させ、グループのIT中核会社へと成長し、カーメーカー、部品メーカー各社への顧客拡大を目指す。
新会社は2008年度に20億円の売上を目指す。