仙台のアーケード暴走事件、延焼の可能性を図る検証実施

自動車 社会 社会

今年4月、宮城県仙台市青葉区内のアーケード内をトラックが暴走し、7人が死傷した事件に関連し、宮城県警は17日、事件で使われたトラックと同型車を使った燃焼実験を行った。男は最終的にトラックへ放火しているが、これが公共への危険性を生じさせたかどうかを調べるものとされる。

問題の事故は今年4月2日の午前9時5分ごろに発生している。仙台市青葉区中央付近の歩行者専用アーケードに4トントラックが侵入。40−50km/hの速度で約550mに渡って暴走し、アーケード入口付近で道路を横断していた人を含めて歩行者7人を次々にはねた。このうち3人が死亡、4人が重軽傷を負った。

男は自殺を図るためにトラックの運転席へ軽油を撒き、火を放ったが大きくは燃え上がらなかった。その後、この男は自ら交番に出頭して逮捕されている

警察では男の行為が「公共に危険を与える可能性もあった」と判断。名取市内の砕石場に同型トラックを持ちこみ、原寸大のアーケードで入口を模したセットを作り、トラックが激しく燃え上がった場合に延焼するかどうかの確認を行った。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV