16日夜、福岡県北九州市門司区内の市道で、クルマの方向転換を巡り、クルマを運転していた55歳の女性と、歩いていた15歳の少女が口論となった。少女はこの女性の手などにかみつくなど大暴れとなり、警察では傷害の現行犯でこの少女を逮捕している。
福岡県警・門司署によると、事件が起きたのは16日の午後8時15分ごろ。北九州市門司区栄町付近の市道で、55歳の女性が運転するクルマが方向転換を行おうとクルマをバックさせたところ、後方を歩いていた15歳の少女と接触しそうになった。
少女は近くの居酒屋で酒を飲んだ後で泥酔の状態。酔った勢いもあってかクルマに歩み寄り、女性に謝罪を求めて口論に発展した。少女は女性の腕にいきなり噛みつくなど大暴れ。仲裁に入った女性の夫の足にも噛みつくなどした。通報を受けた同署員が暴れる少女の身柄を確保し、傷害の現行犯で逮捕。一緒に酒を飲んでいたとみられる成人女性からも事情を聞いている。
調べに対し、少女は「クルマにひかれそうになったのに、どうして私が逮捕されなきゃならないの」などと、傷害の容疑自体は否定しているという。